焼結とは
焼結とは粉末状にした金属を金型に入れて加熱加圧し、焼き固める成形方法です。加工方法としては粉末冶金(ふんまつやきん)に属します。
金属を溶かすほどの温度は加えないため、粒子と粒子の間に隙間があります。この隙間に油を染みこませる(含浸させる)ことで摩擦抵抗が抑えられるため、ベアリングの代用としてよく使われます。これを焼結含油軸受と呼んでいます。
粒が粗いものでは焼結フィルターが代表格です。
材料は粉末に出来るものなら殆どが適応し、鋳造では困難な高融点の材料も使用可能です。
セラミック系の材料では、焼結ではなく焼成という言葉が使われるのが一般的です。
近年では電気を流すことで短時間で昇温させる事が出来るパルス通電焼結(SPS)が人気になってきています。
長所
・高融点の材料でも加工可能
・多くの種類の金属で製造可能
短所
・価格が高い
・材料によっては収縮する
・強度が低め
当社の取り組み
当社では主に、鉄とステンレスで製造を行っています。
金型の設計や製造を内製化することで低コストでを実現しています。
発送も航空機で輸送するなど短納期でお届けしています。